
『サブタイトルの「現場の本音を聞いて」は聞いてないと思う』
アマチュアの層が分厚いところでプロになるのは大変だ。
プロスポーツ選手も,「食べていける」作家も,よほどの天与の才がなければなれるものではない。
日本における自然愛好のアマチュア層の厚さは,大変なものだ。
そこで,「自然をケアするを仕事にする」のだから,その困難さはいわずもがなであろう。
本書は自然に関わる仕事について,インタープリターや樹木医などの最近のものから,農業・林業への就業まで幅広く取り上げている。
資格や学びの場についても紹介されているので,どのように目指せば良いのかを気軽に知ることができる。
しかし,紹介が現実の就業の困難さに比べ,気軽すぎるのではないか。
本文中で,職業にすることで「たべていけるのか」にも言及しているが,かなり希望的観測に基づいているような気がする。
普通の職業ガイドの様式で,自然に関わる「食えない」仕事を紹介するのはお気楽すぎではないか?