
『一流の著者による秀逸なテキスト』
現時点(2007年1月)でも、e-biz+の市販テキストはこれしかないが、この一流の著者による本書以上のものはなかなか書けないと思う。
e-biz+は、ITビジネスに関する資格で、ビジネス取引や生産に関わる一般常識や法律の知識はもちろん、基礎的なIT技術の理解が前提とされ、その上でITビジネス独自の知識と理解を得ていることを認定する資格である。
よって、IT技術者やITビジネスの経験の全くない者が受験する資格としては不適切であり、本書もまた、そのような者を対象読者とはしていないので、そのあたり誤解なきよう願いたい。
本書は、ある程度の経験のある者に対し、単に資格試験用ではなく、ITビジネス全般を見渡すための秀逸な著作であるともいえる。秒進分歩のITの世界では、古さが目立つ箇所もないではないが、上級者においても再読する価値はあると思う。