
『あなたはどのママ?』
子どもの勉強において、母親のタイプを3つに分け、それぞれのタイプと陥りやすい悩みやその対処法について書かれた本です。試行錯誤ママ、イケイケ・ママ、トラウマ・ママを更に細かく分けています。そこに著者の体験したエピソードを加えて、注意や分析等のアドバイスがあり、大変読みやすい構成になっています。
さて、私はどのタイプだろう?と思って読み始めると、ある部分は試行錯誤ママであり、ある部分はトラウマ・ママであったりと、自己分析が難しいことに気付きます。目安になるチェック項目がないと、読み進めていく上で正確なアドバイスが選べないと思い、あえて星を一つ減らしました。
読み終えて私の心に残ったのは、著者の具体的なエピソードです。どのタイプであっても、子どもの心を第一に考えて母親にアドバイスをしていたことです。受験の主役は子どもで、決して母親ではないことに改めて気付かされます。具体的な勉強の進め方や子どもとの接し方が豊富に書かれている点も魅力です。
しかし、一番印象的だったのは、著者と母親の相性があわず、子どもを預かれなくなったいきさつが書いてある場面です。「つらい教訓」という言葉に、私はわが身のあり方を思わず振り返らずにはおれませんでした。子どもの勉強で行き詰まりを感じた時、母親のような著者のアドバイスに癒されると思います。