
『こんな先生が塾にいるなら安心です』
子どもたちは普段塾でどのような生活を送っているのだろうと親は思っています.話を聞くと意外と楽しそうです.でも,ピンと来ません.本書は,著者の塾経営の経験をまとめた本ですが,各学年で子どもたちにどのように接するのか,何をさせなくてはならないのかが丁寧に述べられており,大変参考になります.塾での子どもたちとの会話などは,普段塾でどんなことをしているのだろうと思っている親には非常に新鮮です.
小学生のうちから勉強に追い立てられるのは多少かわいそうではありますが,6年一貫教育の学校に入れば高校受験はパスできるわけですからその点は気にする必要はありません.むしろ,公立の特色のない中学校よりも子どもに合った学校を選ぶことができるというのが中学受験のメリットではないかと思います.さらに,各科目の内容が簡単になって,ゆとり教育などの影響もあって中高生の学力低下が言われていますが,中学受験はその面でもリカバリになります.例え受験に失敗しても努力したことは無駄にはならないという著者の考えは全くそのとおりだと思います.
対象としてはお母さんを想定して書かれているようですが,お父さんにも参考になると思います.