
『シンプル!だが射程が広くて根が深い』
この本の射程は広いとえらく惚れ込んでしまった。
ちょっと自分に欠けているものを持っているとすぐに過大評価をしてしまう癖があるかもしれないが。
ところで「理系の人ではやはり東大文系の対策は無理でしょう。 」という方がいたが、
この方は法学部卒=文系です。
たとえば自分の演劇の経験を述べつつ、微積分の拡張としての統一的学習法という発想は
「すごい!」と思った。200ページ弱の本なのでやや展開不足の気味はあるけれど。
それでも大学入試のみならずさまざまな事例があって面白かった。
代ゼミの堀木先生から学んだという「しかし」の意味を詳しく述べているところなども
そうだが、社会は積分能力の見せ場であるという表現など説得力を感じてうなってしまった。
ともかく射程が広く、深い根を持っているので、応用がきく。推奨に値すると思った。
一人一人の受験生がどう応用、具体化していくかは皆それぞれだろうが…
とくに感心したのは形式面での100点をとても分かりやすく述べているところなど。
形式面の配慮が欠けがちな自分にとっては新鮮だった。
シンプルな力強さがある。少なくとも刺激を与えてくれる。
やる気を起こさせてくれるとてもいい本だった。