
『学歴破壊へ』
手を加えたとはいえ80年代の著作のせいか、東大卒の学歴を手に入れれば勝ち組のような安易な学歴崇拝を感じ、とても好ましく読めるシロモノではない。ということで1点。しかし、ガリ勉すればいいわけではない。トップの受験校へ入らずともよいなど、逆に一般人が安易に諦めたり、気づいていないことを多々指摘している点で、真に受験のプロ的な言説も多く5点。よって平均3点とする。
和田氏の思考は独創的で見るべき部分が多いが、受験レベルでとどまっているのがその限界。東大出の脱落者には蓋をしている。基本的な考えを昇華して、社会人、あるいは生涯教育にまで発展させれば、弊害の多い学歴社会の破壊へと繋がるのだろうが。